【最新版】2019年ドラッグストア売上ランキングTOP15

小売業の中でも特に店舗数、売上を順調に伸ばしてるドラッグストア業界。2018年のドラッグストア業界の売上高は7兆円を突破し、百貨店の売上高を上回っています。業界再編も急速に進んでおり、大手企業による中小~中堅企業のM&Aが活発化しています。ここでは最新のドラッグストア売上ランキングTOP15を作成しました。ドラッグストア業界関係者はもちろん、ドラッグストアに就職を考えている方もぜひ参考にしてください。動画もあります。

Advertisement

ドラッグストアの総店舗数は2万店超

ドラッグストア業界の総店舗数は20,000店を超え、人口減少も重なる中、より小さな商圏へと客を奪い合うような出店戦略も起きています。各都道府県毎にマーケットリーダーが異なっているのも大きな特徴です。

2019年8月には、業界5位のマツモトキヨシホールディングスと、同7位のココカラファインが経営統合に向け協議を開始するとの発表がありました。両社の経営統合が実現すれば、売上高約1兆円のマーケットリーダーが誕生することになります。

【2019年5月】ドラッグストア売上ランキング

順位 会社名 売上高 営業利益 営業利益率 決算期
1位 株式会社ツルハホールディングス 782,447 41,826 5.34% 2019/05
2位 ウエルシアホールディングス株式会社 779,248 29,045 3.72% 2019/02
3位 株式会社コスモス薬品 611,137 24,775 4.05% 2019/05
4位 株式会社サンドラッグ 588,069 35,233 5.99% 2019/03
5位 株式会社マツモトキヨシホールディングス 575,991 36,028 6.25% 2019/03
6位 スギホールディングス株式会社 488,464 25,817 5.29% 2019/02
7位 株式会社ココカラファイン 400,559 12,915 3.22% 2019/03
8位 株式会社クリエイトSDホールディングス 286,299 14,241 4.97% 2019/05
9位 株式会社カワチ薬品 264,926 3,886 1.47% 2019/03
10位 株式会社クスリのアオキホールディングス 250,885 14,147 5.64% 2019/05
11位 株式会社キリン堂ホールディングス 129,593 2,034 1.57% 2019/02
12位 株式会社中部薬品 127,668 3,488 2.73% 2019/03
13位 株式会社Genky DrugStores 103,897 4,046 3.89% 2019/06
14位 株式会社薬王堂 91,810 3,886 4.23% 2019/02
15位 サツドラホールディングス株式会社 84,649 430 0.51% 2019/05

(出典)各社の有価証券報告書 売上高、営業利益の単位は百万円

主要ドラッグストア企業紹介

第1位 ツルハホールディングス

ツルハホールディングスの売上高・営業利益推移

 売上高 7,824億円でドラッグストア業界の首位に立ったツルハホールディングス。2019年に創業90周年を迎えた同社は、その積極的なM&A戦略で売上高を拡大し、ドラッグストア業界での地位を確固たるものにしてきました。

ツルハホールディングスの経営戦略分析はこちら

第2位 ウエルシアホールディングス

ウエルシアホールディングス売上高・営業利益推移

 業界2位で売上高 7,792億円を誇るウエルシアホールディングスはウエルシア薬局を中心に9社を傘下に持ちます。同社の発行済株式数の50.55%をイオン株式会社が保有し、ウエルシアホールディングスはイオングループに属しています。

 2016年に、それまで22年間に渡って業界首位を維持していたマツモトキヨシホールディングスを抜き、ウエルシアがドラッグストア業界売上1位になったことは記憶に新しいところです

第3位 コスモス薬品

コスモス薬品売上高・営業利益推移

コスモス薬品の経営戦略、財務分析はこちら

 売上高 6,111億円で業界3位に位置するコスモス薬品。「ディスカウントドラッグ」のコンセプトを掲げ、徹底したローコスト戦略を採用していることが特徴的です。

 食品の売上構成比は50%を超えており、業界平均が2割前後とされる中では異例の高さと言えます。M&Aに頼らない経営戦略を採りながら、創業の地・九州から東へと出店を進めており、その様子は桜前線とかけて「コスモス前線」とも言われています。

 コスモス薬品の今後の展開は、競合他社にとってかなりの脅威になっていくものと推測されます。

 

第4位 サンドラッグ

サンドラッグ売上高・営業利益推移

 サンドラッグの2019年度の売上高は 5,880億円です。営業利益率が6%と高く、収益性が高いことが特長です。

 自己資本比率が65.2%と極めて高く、財務健全性に優れていることも特徴の一つです。営業利益率の高さを活かし、長期間をかけて利益剰余金を積み上げてきたことが窺い知れます。

  

第5位 マツモトキヨシホールディングス

マツモトキヨシホールディングス売上高・営業利益推移

 マツモトキヨシホールディングスが業界首位陥落を経験したのは2016年のことでした。直近の売上高は5,759億円です。再編の進むドラッグストア業界において、マツキヨは生き残りを賭け業界7位のココカラファインとの経営統合を模索しています。

 他社と比較した際の特徴は、営業利益率の高さです。マツキヨの営業利益率6.3%は業界トップクラスです。背景には、医薬品・化粧品の売上構成比率が高いことや、都市部への出店により、高収益の期待できるインバウンド需要を取り込めていることがあると考えられます。

まとめ

ドラッグストア売上ランキングと主要ドラッグストア企業の紹介をしてきました。

群雄割拠のドラッグストア業界であるため、ドラッグストア同士の争いも過激になっていますが、同様に小売業の垣根を越えた争いも起きています。

今ではドラッグストアで食品を買うのが、当たり前になっていますし、薬をドラッグストア以外でも買えるようになっています。

さらにはAmazonのようなECの台頭も今後どうなるか注目するところです。

各企業がどのようになっていくかわかりませんが、確実に客とのオンラインとオフラインでの接点をどう融合していくかが鍵になってくるのではないでしょうか。

ドラッグストア、コンビニ、百貨店の業界比較分析はこちら

 

Advertisement